ブルックナー/メモランダム⑤の4ーW.フルトヴェングラーの論考

  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtweangler)1939年「アントン・ブルックナーについて」(芳賀檀訳/出典は⑤の1に同じ。なお、本稿はフルトヴェングラー『音と言葉』1971年新潮文庫の再録)は、1930年代におけるブルックナー解釈の必読文献だと思います。いまや当たり前のように語られるブルックナー論がいくつも先駆的に繰り出される実証的分析の部分と、濃厚すぎる当時の時代精神がここでは混交しています。そして、フルトヴェングラーの演奏そのものにも通じるパッションが音楽ではなく彼の言葉によって語られます。たった一言を選ぶとすれば次の一文ではないでしょうか。
 
 「ブルックナーは明らかにブラームスに少しも劣らぬ絶対音楽家なのでした」(p.61)。
 
 フルトヴェングラーはブルックナー協会の主席としてのこの講演で「絶対音楽家」という言葉を深い考察のすえ使ったと思います。
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