ブルックナー/メモランダムⅡ⑨ーG.マーラー(2)

 マーラーをはじめてライブで聴いたのは36年前、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルによる9番のシンフォニーでした。帰りの電車のなかで失語症になったような衝撃がつづきました。ワルターやクレンペラーの9番も事前にレコードで何度も聴いたうえで臨んだコンサートでしたが、当夜の感想メモには稚拙な言い方ですが、第4楽章について「最終部の詠嘆的となり音が消失していく時の『静寂の偉大さ』は強奏のクライマックス以上の感激があった」と記しています。
 マーラーを先に「体験」し、その後、徐々にブルックナーに惹かれていったというのが私の音楽遍歴ですが、ブルックナーの9番を鑑賞し、第3楽章のアダージョを聴きおえたとき、このマーラーの9番体験を鮮烈に思い出しました。ブルックナーではインバルの全集が気にいっていますが、9番は3楽章でピリオドとし、いまもマーラーの9番の終楽章に思いを馳せることにしています。
 
(コンサート記録)
1970年9月7日:東京文化会館/バーンスタイン ニューヨークフィル
◆マーラー/交響曲第9番
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