ブルックナー/メモランダムⅦ⑨ーH.レーグナー

 最近、よく聴くのが ハインツ・レーグナー(Heinz Rögner:1929年1月16日2001年12月10日)です。レーグナーは、ライプツィヒに生まれ、地元のライプツィヒ音楽大学に進み、ピアノとヴァイオリンを学んだのち、ワイマール国立歌劇場の第二指揮者に就任し、その後当時の東独の雄、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団シュターツカペレ・ドレスデンなどに客演。1958年、ライプツィヒ放送交響楽団の首席指揮者、1962年、ベルリン国立歌劇場の音楽監督、1973年、ベルリン放送交響楽団の首席指揮者にそれぞれ就任。また親日家でもあり読売日本交響楽団の客演指揮者も務めました。2001年、故郷ライプツィヒでその生涯をとじました。
 ブルックナーではベルリン放送交響楽団との素晴らしい演奏が残っています。3,4,5,7,8,9番やミサ曲の録音もあり得意の演目です。東独出身という点ではテンシュテット、マズアなどと共通し、近代的な機能主義とは異なる良きロマンティシズムを感じさせる好演です。録音場所はベルリン・キリスト教会ですが、かってのカラヤン盤がそうであったように残響がながく美しく響き、独特のブルックナーサウンドを形成しています。これがブルックナーの緩楽章のもつ抒情性とよくマッチし聴いていて思わずその端麗な音楽に引き込まれます。際だった個性は表には出しませんが、格調高く魅力的な演奏です。
  いつも持ち歩くCDプレイヤーには、このレーグナーかベイヌムを入れています。聴いていて疲れませんし飽きがきません。そして、二人に共通してその真摯な姿勢にはブルックナーへの敬愛を感じます。
 
・ブルックナー:ミサ曲 第2番 ホ短調
・ブルックナー:テ・デウム
 マグダレーナ・ハヨーショヴァー(S)
 ローズマリー・ラング(A)
 ペーター・ユルゲン・シュミット(T)
 ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(Bs)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団&合唱団
 1988年2&6月ステレオ録音

・ブルックナー:ミサ曲 第3番ヘ短調 WAB28
 マグダレーナ・ハヨーショヴァー(S)
 ローズマリー・ラング(A)
 アンドレアス・シュミット(T)
 ヘルマン・クリスティアン・ポルスター(Bs)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団&合唱団
 1988年9月ステレオ録音

・ブルックナ-:交響曲 第4番『ロマンティック』(ノーヴァク版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1983年7月&1984年11月ステレオ録音

・ブルックナー:交響曲 第5番(原典版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1983年9月&1984年1月ステレオ録音

・ブルックナー:交響曲 第6番(原典版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1980年6月ステレオ録音

・ブルックナー:交響曲 第7番(ハース版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1983年5&8月ステレオ録音

・ブルックナー:交響曲 第8番(ハース版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1985年5&7月ステレオ録音

・ブルックナー:交響曲 第9番(原典版)
 ハインツ・レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団
 1983年2月ステレオ録音

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