ブルックナー/メモランダムⅧ① 交響曲第0番

ブルックナー:交響曲0番
  1. llegro – Poco meno mosso
  2. Andante sostenuto
  3. Scherzo. Presto – Trio. Langsamer und ruhiger
  4. Finale. Moderato – Allegro vivace

 ショルティ/シカゴ響の演奏。ブルックナーの第0番のシンフォニーは、それ以降の交響曲作品に比べて、未成熟な印象は否めません。ショルティ自身、はじめは録音を考えていなかったようですが、それ以外の番数を既に取り上げてきて逆に、0番のもつ意味を考え「よし、やろう!」と思ったようです。演奏は大変立派です。
 ショルティは一種の完璧主義者ですが、厳密なテクストの読み込みをへて、0番の未成熟さをオケの合奏力で完全カバーしてしまったような演奏です。ショルティの意図が手兵のシカゴ響にビシッと伝わっているからでしょうが、ショルティならではの類い希な「構築力」の見事さに舌を巻く演奏です。

 ショルティのブルックナーは最近、各番毎に再リリースがでていますが、ブルックナーの交響曲の特質ー頻繁な休止の後の再開時の緊張の継続、第2楽章などの美調のメロディの見事な彫琢、リズムの切れ味などにおいて特にこの0番の演奏が素晴らしいと思います。私の座右の1枚です。

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