ブルックナー//メモランダムⅠ③白神典子

白神典子 
秋の宵 静かな思い ブルックナー:オリジナル・ピアノ・ソロ作品全集 白神典子
<曲目>
①ピアノ・ソナタ・ト短調  第1楽章(1862年)、②秋の夕べの静かな想い(1864年)、③シュタイアルメルカー(1850年頃)、④ランシエ・カドリール第1番(同左)、⑤ランシエ・カドリール第2番(同左)、⑥ランシエ・カドリール第3番(同左)、⑦ランシエ・カドリール第4番(同左)、⑧ピアノ曲変ホ長調(1856年頃)、⑨幻想曲ト長調(1868年)、⑩思い出(1868年頃)、⑪交響曲第7番ホ長調のアダージョ(オリジナル・ピアノ版)の11曲が所収されており、録音は2000年7月、ドイツ・ハンブルクのフリードリヒ・エーベルト・ハレで行われている。
 ①はベートーヴェンの中期以降の作品を思わせるソナタ形式の習作、④~⑦は舞曲だが、リズムが単純、メロディが明るくNHKの朝のラジオ体操か運動会 の入場行進向け、その他②、⑨、⑩などはシューベルト、シューマン的な響きが垣間見えるなど、⑪を除き、比較的早い時期の作品が多いことから総じて、交響曲、宗教曲でみせる特有のブルックナーらしさはあまり感じないが、白神典子は愛情に満ちて丁寧にこれらの各曲を紡いでおり実に好感のもてる作品である。以下にプロフィールを引用しておきたい。 
 
 
【白神典子(しらが・ふみこ)】
 1967年に東京で生まれ音楽家の両親の元で3歳よりピアノを始めたが、1973年NHK交響楽団の主席ヴィオラ奏者だった父がその本拠をドイツに移すときに家族と共に移住し、現在はドイツ国籍を取得。これまでに、エッセン音楽大学教授のDetlev Kraus氏やデットモルトハノーヴァ一昔楽大学教授のFriedrich Wilhelm Schnurr、Vladimir Krainev、Malgor zata Bator各氏に師事。在学中にブラームス、シューベルト、ショパンの各コンクールに入賞したのを始め、数多くの国内・国際的な賞を受賞し、奨学金を得た。1995年ドイツ国家演奏試験を最優秀で合格し、コンサートピアニストとしてハノーヴァ一書楽大学を首席で卒業。その後もNikita Magaloff、Yara Bemette、Jeremy Menuhin、Paul Badura-Skoda、Edith Picht-Axenfeld各氏のインターナショナル・マスタークラスで才能に磨きをかけ、現在ソリスト及び室内合奏団のメンバーとして、ヨーロッパ、中東、極東、中央アメリカで多忙なスケジュールを消化すると同時に、多くの放送局でのレコーディングでも活躍中である。最近では、ヨーロッパや中東各地で開催されている数多くのミュージックフェスティバルにも招かれ、ミュンヘンのヘラクレスザールやリンツのブルックナーハウスの室内音楽には欠かせない人材となっている。
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