ブルックナー//メモランダムⅢ⑧ー独白

  今日は気楽に・・・。いつから、ブルックナーに惹かれたかといえば30才を越えた頃からであろうか。しかし、聴きはじめたのは結構、早かった。中学生の時にクラシック音楽の魅力に開眼して、ジャンルを問わずNHKーFMで貪るように聴いた。そのなかにブルックナーももちろん入っていた。当時FMでは、アバド/ウイーンpoで交響曲第1番、カラヤン/ウイーンpoで5番、ベーム/ベルリンpoで7,8番などをオンエアしていた。高校生になり、シューリヒト、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュといった名前を、生意気、ちょっと自慢げに覚えるようになる。しかし、ご多分にもれず、そうした演奏の「凄さ」を実感するには至らなかった。「ブラームスはいいなあ、でもブルックナーときたらなんとも退屈だ」と実は感じていたように思う。
 
 それが20代後半から、ブルックナーをよく聴くようになり、次第に「傾斜」が強くなっていく。30代後半には、ブルックナー頻度がさらに上がり、自宅のラックにカセットやCDが自然と多く並ぶようになる。この頃、好んで聴いたのが、テンシュテット、シノーポリ、ヨッフムらである。ドイツ在勤中の1986ー87年頃はカセットで聴いた。チェリビダッケや若杉弘のライブも東京で聴いた。また、同僚との旅行に無意識ながらブルックナーのCDばかりを持参し、いささか変人扱いされた時に、はたと「嵌っている」と気がつき苦笑した思い出もある。
 
 それ以降、今日にいたるまでコンスタントにその路線が続く。そのうちに飽きて、ほかに転向するかな・・・と気儘に思っていた(いまでもそう思う時もある)けれど、なお、抜け出せないでいる。オペラも好きだし、リートの感動も知っているが、どうもそこに行くにはまだ時間がかかるように思う。
 このブログを書いてきて、随分、人生の余暇時間をブルックナーとともに過ごしてきたなと感じる。関西への単身赴任中は、休みは一日中かけていた。ライヴラリーは増えたし聴く演奏家の幅も広がった。最近よく聴くのは、上記のほか、ベイヌム、レーグナー、クレンペラー、クーベリックあたりである。出勤途上や就寝前には、まず一部でも耳にするから、全くブルックナーを聴かない日はないくらいだ。これを傍で見ていれば、一種<中毒>症状といってよいかも知れない。
 
 ブルックナー同好の士ならニヤリとして、至極あたりまえとも思うだろうが、それ以外の多くの方からは、やはり変人の烙印を押されかねない。その理由も判然とせず、説明しにくいながら、これがいまの、ありのままの姿だから仕方ない。よって、このブログでも、「魅力の源泉」でささやかな自己分析、探求に努めているところである。    
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ブルックナー//メモランダムⅢ⑧ー独白 への1件のフィードバック

  1. Anton Bruckner より:

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