ブルックナー//メモランダムⅦ④ 4番ーフルトヴェングラー

 3つの録音があるが、ウイーン・フィルとの演奏は、1951年同一演奏旅行中のものなので、解釈に基本的な違いはない。3つの録音の聞き比べは以下のサイトが綿密に解説してくれる。
http://www.geocities.jp/furtwanglercdreview/bru4.html

 自分の感想は、以下に書いている。前半2楽章と後半2楽章で強烈にアクセントをつけ、前半は遅くて諦観的、後半は少しテンポを上げダイナミクスを強めて・・・といった運行。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC4%E7%95%AA%E3%80%8A%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8B%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0/dp/B000LC5BRY/ref=cm_cr-mr-img

 『フルトヴェングラー グレート・レコーディングズ』 ジョン アードイン (著), 藤井 留美 (翻訳) 音楽之友社 (2000/12/1) には、フルトヴェングラーが1890年版を採用していることについて、参考になる表現がある。

 「微妙なルバートと極端なリタルダンド、鋭角的な”へアピン”ダイナミクスを持つ”世紀末風”ブルックナー」(p.316)

 聴き直してみて、やはりいま、こうした演奏のできる指揮者はいないと感じる。そもそも、1890年版を採用すること自体に、うるさがたの批評家のブーイングを予想しなければならないだろうし、ここまで「強烈な解釈」にぴたりと寄り添わせるオーケストラ・コントロールは、今日もっと難しいだろう。その意味でも「歴史的な遺産」である。しかし、より本質的には、ブルックナーの音楽の<神髄>はこうあるべきという、誰も真似しえないフルトヴェングラーの強靱な意志力こそ、本演奏の中空で見えない蜷局(とぐろ)を巻いていると感じるのである。

(他の推薦盤です)

◆ヨッフム ベルリンフィル 1967年 DG Resonance

◆ベーム ウイーンフィル 1973年 エールディスク盤

 以上の2つに加えてテンシュテットがあります。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC4%E7%95%AA-%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3/dp/B00005GJJH

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