ブルックナーランキング ベスト 91~100

91.
ブルックナー:交響曲第8番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏者)、ベーム(カール)、ベーム(カール)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2011)
92.
ブルックナー:交響曲全集 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン(ヘルベルト・フォン) (CD – 2008)
 
≪カラヤンのブルックナー≫
 1950年代、日本でいまだブームが胎動するまえだが、ブルックナーのレコードはなかなか入手できなかった。フルトヴェングラー、ワルター、クナッパーツブッシュ、コンヴィチニー、ヨッフムらが先鞭をつけたが、カラヤン/ベルリン・フィル盤の8番が1959年頃にリリースされ、名演の誉れ高しとの評価を得た。
 1930年代から幅広い演目で多くのレコードを精力的に録音してきたカラヤンだが、ブルックナーの取り上げについては実は慎重な印象があった。いまでは全く考えられないことだが、「カラヤンはブルックナーが実は苦手なのでは・・」といった勝手な風説すら当時の日本ではあった。
 1970年頃を境に、この「風説」が一吹される。順番は別として、4,7,9番が相次いでリリースされ、その録音がベルリンの教会で行われたことから残響がとても豊かで美しく、ブルックナーのシンフォニーに見事に適合しており、これを境にブルックナーはカラヤンのメインのレパートリーと認識されることになった。
 その後、この全集がでて、カラヤンの評価は決定的となる。なお、晩年、ウイーン・フィルとの7,8番が出る。特に7番は、ブルックナーの作曲時のエピソード(ワーグナーへの葬送)に加え、死の3ヶ月前の最後の録音であったことから、カラヤン自身への「白鳥の歌」と大きな話題を呼んだ。生粋のオーストリア人カラヤンにとって、故国の大作曲家たるブルックナーは、むしろ特別な存在であったのかも知れない。
 全番に一貫するカラヤンらしい明晰な解釈、流麗な音の奔流、なによりもその抜群の安定感からみて、ヨッフムとともに全集決定盤の最右翼である。
93.
ブルックナー:交響曲第7番 ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 (演奏者)、ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 ティントナー(ゲオルグ)、ティントナー(ゲオルグ)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2007)
94.
ブルックナー:交響曲第4番<ロマンティック> ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏者)、ベーム(カール)、ベーム(カール)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2010)
95.
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(改訂版) [モノラル] (Bruckner : Sym No. 7 in E major (Revised ver.) / Furtwangler, BPO (1949 HMV) ) ヴィルヘルム・フルトヴェングラー (Wilhelm Furtwangler)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (Berlin Philharmonic Orchestra) (オーケストラ)、 ブルックナー (Bruckner) (作曲者) (CD – 2007)
96.
ブルックナー:交響曲第5番 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏者)、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ティーレマン(クリスティアン)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2005)
97.
ブルックナー:交響曲第4番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏者)、ベーム(カール)、ベーム(カール)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2003)
98.
ブルックナー:交響曲第8番(ハース版/15,Mar,1949rec) フルトヴェングラー(ウィルヘルム)、フルトヴェングラー(ウィルヘルム)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (オーケストラ)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2009)
99.
ブルックナー:交響曲第4番 大阪フィルハーモニー交響楽団 (演奏者)、朝比奈隆、朝比奈隆、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2008)
100.
ブルックナー:交響曲第5番、他 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏者)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クナッパーツブッシュ(ハンス)、クナッパーツブッシュ(ハンス)、 ブルックナー (作曲者) (CD – 2009)
 
 ブルックナーの演奏では抑揚感というか、ダンスのステップを踏むような軽快さが心地よく気持ちを盛り上げてくれるスケルツオも楽しみの一つです。5番の第3楽章のモルト・ヴィヴァーチェは早いテンポのなか、畳み込むようなリズム感にあふれ、かつ特有の明るい和声が身上ですが、ここでクナッパーツブッシュ/ウイーン・フィルはなんとも見事な名人芸を披露してくれます。
 第4楽章はシャルクの手が大幅に入り、原典版に比して100小節以上のカットがあるといわれますが、峨々とした峡谷をいく流量の多い大河の流れにも似たクナッパーツブッシュの運行では、そうした割愛の不自然さをあまり意識させません。あるいは、自分がこの演奏に慣れすぎているせいかも知れませんが、これはこれで納得し良いと思ってしまいます。
そこも大家の腕かも知れません。聴き終わって実に充足感が味わえる1枚です。 
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