今日のブルックナー 8番の座右の1枚

ブルックナー:交響曲第8番

ベームについてはさまざまな評価がある。1970年代後半、ベームの来日は大変な歓迎ぶりであり、ベームも日本公演を大いに楽しみにしていたという。しかし、鬼籍に入ってから、辛辣な評者は、ベームは没個性で、歴史的に残るような指揮者ではないといったシビアな口吻も目立つようになった。

 ぼくは、中学生の時、LPでブラームスの1番(ベルリン・フィル)を聴いて以来、かわらずその音楽の「構築力」に敬服している。目立たないけれど実は凄い指揮者。その経歴も指揮者としてのトラック・レコードも申し分ない。そして、ブルックナー演奏についても折々に聴き、書いてきた。

 http://shokkou.spaces.live.com/blog/cns!9E9FE7463122BF4E!941.entry?&_c02_owner=1

 今日はブルックナー8番を聴く。やはり「構築力」という言葉にいきつく。堅牢な音楽、しかし、そこにはもちろん強い情熱も情感もある。

 緩さがない、生真面目だ、面白みに乏しい、といった批判はあっても、その手堅い構築力は誰しも認めるところ。ブルックナーでは、それが大きな武器である。上記の3,4,7番でも書いたが、ベームのブルックナーの重心の低い安定力は、バラツキのない、失敗しない一種の模範的な演奏スタイルとも言えると思う。それに、晩年のカラヤンのように、音を磨きすぎず、程良い無骨さも悪くない。

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC8%E7%95%AA-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%83%BC%E7%AE%A1%E5%BC%A6%E6%A5%BD%E5%9B%A3-%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%A0-%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB/dp/B001BLSDQK/ref=cm_rdp_product

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