ブルックナー交響曲第8番 MP3ダウンロード 推薦盤

Bruckner, A.: Symphony No. 8 (1890 Version) (Berlin Philharmonic, Furtwangler) (1949)

http://www.amazon.co.jp/Bruckner-A-Symphony-Philharmonic-Furtwangler/dp/B005AXVO4I/ref=sr_1_33?ie=UTF8&qid=1343496448&s=dmusic&sr=1-33

 1949年3月14,15日のモノラル録音。聴く前に深呼吸がいるような演奏である。これから音楽による精神の「格闘技」に立ち会うような気分になって・・・。フルトヴェングラーのブルックナーの8番は数種の入手が可能だが、1949年収録の本盤がベストと言われる。しかし、録音を気にする方には留意がいるだろう。ライブ録音ながら、雑音が少なく比較的柔らかな響きが採れているとはいえ、全般に音はやせており、金管も本来の咆哮ではないであろう。緊張感をもって、無意識に補正しながら聴く必要がある。

 その前提だが、演奏の「深度」は形容しがたいほど深く、一音一音が明確な意味付けをもっているように迫ってくる。テンポの「振幅」は、フルトヴェングラー以外の指揮者には成し得ないと思わせるほど大胆に可変的であり、強奏で最速なパートと最弱奏でこれ以上の遅さはありえないと感じるパートのコントラストは実に大きい。しかしそれが、恣意的、技巧的になされているとは全く思えないのは、演奏者の音楽への没入度が凄いからである。これほど深遠な精神性を感じさせる演奏は稀有中の稀有である。根底に作曲家すら音楽の作り手ではなく仲介者ではないかと錯覚させる、より大きな、説明不能な音楽のエートスを表現しようとしているからであろうか。

 「フルトヴェングラー体験」をしたいリスナーには、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス等の伝説の名演とともに欠くべからざる一角を占める演奏である。

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