ジュリーニ Art of Carlo Maria Giulini <13>

   ジュリーニの交響曲、管弦楽集のエッセンスともいえる12名の作曲家の名曲を選別した16枚セットである。特色は70~90年代別に彼が指揮台にたった4つのメジャー・オケの競演で、特にウィーン・フィルとのブラームスの交響曲全集やブルックナーの後期3交響曲などは名演の誉れ高い。

隠れた魅力は、主要作曲家の最後の交響曲(完成)作品が集められていることで、ベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、ドヴォルザーク、チャイコフスキー、マーラーの6大作曲家のラインナップが居並ぶ。このあたりにジュリーニ流の好みを感じる。

<収録情報>
◆ベートーヴェン:交響曲第5番『運命』L(1981年11月)、同第9番 ヴァラディ(ユリア)、ネス(ヤルト・ヴァン)、ルイス(キース)、 エステス(サイモン)、エルンスト・ゼンフ合唱団B(1989年2月)
◆シューベルト:交響曲第8番『未完成』C(1978年3月)
◆シューマン:交響曲第3番『ライン』L (1980年12月)
◆ブラームス:交響曲第1番V(1991年4月)、同第2番V(1991年4月)、同第3番V(1990年5月)、同第4番V(1989年5月)、ハイドンの主題による変奏曲V(1990年5月)、悲劇的序曲V(1989年5月)
◆ブルックナー:交響曲第7番V(1986年6月)、同第8番V(1984年5月)、同第9番V(1988年6月)
◆ドヴォルザーク:交響曲第9番『新世界より』C(1977年4月)
◆チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』 L(1980年11月)
◆マーラー:交響曲第9番C(1976年4月)

◆ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』C(1976年4月)
◆フランク:交響曲、交響詩『プシュケ』から「プシュケとエロス」B(1986年2月)
◆ドビュッシー:交響詩『海』L (1979年11月)
◆ラヴェル:バレエ『マ・メール・ロワ』、スペイン狂詩曲L(1979年11月)

(略記)
B:ベルリン・フィル、C:シカゴ交響楽団、L:ロスアンジェルス・フィル、V:ウィーン・フィル、カッコ内は録音年月

http://www.amazon.co.jp/Art-Carlo-Maria-Giulini/dp/B008BEDSFG/ref=cm_cr-mr-title

  ジュリーニ/シカゴ交響楽団、1969~76年にかけてのシカゴ、メディナ・テンプルでのセッション録音集。ジュリーニ得意の演目がずらりと並ぶ。その後、ウィーン・フィルなどとの再録などがあり旧録音に属するものもあるが、シカゴ響の巧さが光る高密度の廉価盤集である。

小生はブルックナーの9番が目当てだったが、ベルリオーズ、ストラヴィンスキーでの感覚鋭く、シャープな音響に改めて脱帽。さすがジュリーニ!である。

<収録情報>
◆ベートーヴェン:交響曲第7番(1971年3月29日)
→ミラノ・スカラ座フィルとの新盤 ベートーヴェン:交響曲第1番&第7番 あり。
◆ブラームス:交響曲第4番(1969年10月15日)
→ウィーン・フィルとの新盤 ブラームス:交響曲第4番 あり。
◆ブルックナー:交響曲第9番(1976年12月1・2日)
→ウィーン・フィルとの新盤 ブルックナー:交響曲第9番 あり。
◆マーラー:交響曲第1番『巨人』(1971年3月30日)
◆ベルリオーズ:劇的交響曲『ロメオとジュリエット』抜粋(1969年10月13~15日)
◆ストラヴィンスキー:『火の鳥』組曲(1919年版)、『ペトルーシュカ』組曲(1947年版)(同上)

交響曲第8番 ジュリーニ&ワールド・フィル

HMV レビュー

ジュリーニ&ワールド・フィル/ブルックナー第8番

世界各国のプレイヤーから成る混成オーケストラを率いたコンサートを収録。フィルハーモニア管とのライヴ盤の2年後、ウィーン・フィルとのDG盤の翌年の演奏にあたりますが、テンポは中では最も速めで、トータルで正味83分という演奏時間になっています。これに較べるとフィルハーモニア盤は正味86分なので3分遅く、ウィーン・フィル盤は正味87分半と、4分半も遅くなっているのですが、違いは主に後半2楽章で生じているようです。ここでのジュリーニはかなり気合入ってます。

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版)
ワールド・フィルハーモニー管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

収録時期:1985年12月8日
収録場所:ストックホルム、コンセルトフス[ライヴ]

収録時間:94分
画面:カラー、4:3
音声:PCM Stereo, Dolby Digital 5.1, DTS 5.1
NTSC
Region Code: 0

交響曲第9番 ジュリーニ&シュトゥットガルト放送響(リハーサル映像付き)

HMV レビュー

ジュリーニ / ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)

→ジュリーニ追悼ページ

先ごろ亡くなった名指揮者ジュリーニがシュトゥットガルト放送交響楽団に客演した演奏会のライヴ。悠然とした大河の流れにも似たその演奏と指揮姿を収めた貴重なソフト。
巨匠ジュリーニ得意のブルックナーを、リハーサルと本番共にたっぷり収録。1996年にシュトゥットガルト放送交響楽団に客演した演奏会のライヴで、悠然とした大河の流れにも似た、微速前進様式によるジュリーニ芸術の総決算をかいま見る貴重な映像です。
リハーサルの映像もたっぷり。練習でのキーワードは「粘って、溜めて」そして「歌って」。エピソード的な比喩はなく、具体的な指示に徹しながら雄大な音楽を創り出す、言わば“懐の深い指揮ぶり”に注目です。

ブルックナー:
・交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)

シュトゥットガルト放送交響楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)

収録:1996年9月19日

映像:カラー、スタンダード 4:3
音声:リニアPCM/ステレオ
片面2層収録

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