Bruckner Collection

Bruckner Collection

ブルックナーの主要作品をカヴァーした20枚組のボックス。交響曲は、00番、0番はティントナー指揮/ロイヤル・スコティッシュ管、1、2番はゲルト・シャラー指揮/フィルハーモニー・フェスティヴァだが、初期4曲は原典回帰の新演奏(キャラガン校訂譜)で注目されたもの。

3番はテンシュテット指揮/バイエルン放送響、4番はザンデルリンク指揮/バイエルン放送響、5番はヴァント指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団、6番はハイティンク指揮/ドレスデン国立、7番はユーリ・アーロノヴィチ指揮/ケルン・ギュルツェニヒ管、8番はティーレマン指揮/ドレスデン国立、9番は、ヴァント指揮/シュトゥットガルト放送響。いずれも有名な推薦盤ではないが、ブルックナーを得意とする指揮者とプロ・ドイツのオケの組み合わせ。

宗教曲ほかは参考にCD情報も一部掲げたが、テ・デウムはカラヤンで、ミサ曲集はヘルムート・リリングなどを中心に手堅く固めている。

派手さはないが、ブルックナー・ファンには食指が動く好セットである。

(収録情報)
Vol 1: CD1 Symphony “00” in F minor. Georg Tintner/Royal Scottish National Orchestra.
CD2 Symphony “Die Nullte”. Georg Tintner/National SO of Ireland.
Vol 2: Symphony No. 1 (1866 version; ed. Carragan). Gerd Schaller/Philharmonie Festiva.
Vol 3: Symphony No. 2 (1872 version; ed. Carragan). Gerd Schaller/Philharmonie Festiva.
Vol 4: Symphony No. 3. Klaus Tennstedt/BRSO.
Vol 5: Symphony No. 4. Kurt Sanderling/BRSO.
Vol 6: Symphony No. 5. G’nter Wand/DSO Berlin.
Vol 7: Symphony No. 6. Bernard Haitink/Staatskapelle Dresden.
Vol 8: Symphony No. 7. Yuri Ahronovitch/G’rzenich-Orchester K’ln.
Vol 9: (2CD) Symphony No. 8 (ed. Haas). Christian Thielemann/Staatskapelle Dresden
Vol 10: Symphony No. 9. G’nter Wand/RSO Stuttgart des SWR.
Vol 11: Latin Motets. (from Calig)
(参考)Latin Motets
Vol 12: String Quintet, Intermezzo, String Quartet, Rondo. (from Naxos)
(参考)Bruckner, A.: String Quintet in F Major / String Quartet in C Minor

http://ml.naxos.jp/album/8.570788
Vol 13: Te Deum. Karajan/VPO (Profil). Mass in E minor. Hermuth
Rilling/Bach-Collegium Stuttgart (from H’nssler Classics)
(参考)Coronation Mass / Te Deum
Rilling/Bach-Collegium Stuttgart (from H’nssler Classics)
Vol 14: Mass in F minor. Psalm 150. Hermuth Rilling (from H’nssler Classics)
(参考)Masses
Vol 15: Organ Works, Choruses and Mass in C Major “Windhaager Messe”. (from Capriccio, Naxos, Ars Produktion)
Vol 16: Works for piano. Brunner and Schopper. (from CPO)
Vol 17: CD1. Missa Solemnis. Psalm 112. Rickenbacher/Bamberger Symphoniker. March, Three Pieces.
(参考)Bruckner;Missa Solemnis
CD2. Requiem. Janssens.
(参考)Bruckner: Requiem, Durufl’: Requiem – A History of Requiem, Part III
(from Virgin Classics/EMI, MDG, Cypres)

http://www.amazon.co.jp/Bruckner-Collection-A/dp/B00CF9P6VC/ref=cm_cr-mr-title

http://multivariate-life.blogspot.jp/

Symphony in F Minor (Study Symphony)

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003QD7W8Q/ref=cm_cr_error

1998年9月3、4日クラスゴーでの収録。ゲオルク・ティントナーは重篤な病気をもち自殺するが、その前年の演奏。00番は、スクロヴァチェフスキ、ロジェストヴェンスキーやインバル Symphonies 0-9 & Symphony in F Minor も全集演奏の一環として取り上げているが、本盤は繰返し部分を省略し演奏時間は37:25と他に比較してコンパクトで聴きやすい。

第2楽章のアンダンテでは、牧歌的な魅力的な響きも一部あるが、全般に「習作」の名のとおり生硬な印象が強く、第4楽章の盛り上がりもあっけなく終わる。しかし、ティントナーの演奏は全体をよく見通してとても丁寧であり好感をもてる。本番ではインバルとともに推賞できるものである。

ブルックナー: 交響曲集 ライヴ 第2弾 (Bruckner : Symphonies 1・2・3 / Philharmonie Festiva, Gerd Schaller) [3CD] [輸入盤]

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-Bruckner-Symphonies-Philharmonie-Schaller/dp/B0083FRA4S/ref=sr_1_4?s=music&ie=UTF8&qid=1370733800&sr=1-4

Anton Bruckner: Symphony No. 3

http://www.amazon.co.jp/Anton-Bruckner-Symphony-No-3/dp/B0007LZKAM/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1370735044&sr=1-1&keywords=Klaus+Tennstedt+bruckner

Symphony 4

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC4%E7%95%AA%E3%80%8C%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8D-%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%88/dp/B005XOKAH6/ref=sr_1_12?s=music&ie=UTF8&qid=1370964541&sr=1-12

ザンデルリングのブルックナー4番は、「柔よく剛を制す」に似て、角張ったところがなく音楽が緩めのテンポのなか自然に滔々と流れていく印象。一歩間違えば、締りのない弛みにも通じるリスクもあるが、そうならないのは指揮者、オーケストラともにブルックナーの音楽に対する強い愛惜の気持ちが根底にあるからだろう。そこを汲み取れるか否かで本演奏の評価も違ってくる。べームやテンシュテットのような直截の「熱さ」は感じないが、ライヴ盤ながら沈着さが全体を支配し、これはこれで心地よき落ち着いた演奏である。
バイエルン放送交響楽団の<音>はヨッフム時代に鍛えられ、独特の透明感があって聴きやすい。じわりじわりと時間とともにその良さが心に効いてくるような響きである。

<収録情報>

■ブルックナー:交響曲第4番『ロマンティック』(ハース版)
バイエルン放送交響楽団
クルト・ザンデルリング(指揮)

1994年11月4日デジタル録音(ライヴ)
場所:ミュンヘン、ヘルクレスザール

ブルックナー:交響曲第5番

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC5%E7%95%AA-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%88-%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B003NB99G4/ref=sr_1_23?s=music&ie=UTF8&qid=1370737694&sr=1-23&keywords=Wand+5++bruckner

ヴァントのブルックナーの5番には数々の音源がある。早くはケルン放送響の1974年のセッション録音、日本でのN響ライヴ(1979年11月14日、東京、NHKホール)、北ドイツ放送響ライヴ1(1989年10月8日~10日、ハンブルク、ムジークハレ)、BBC交響楽団ライヴ(1990年9月9日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール)、ミュンヘン・フィルライヴ(1995年11月29日&12月1日、ミュンヘン、ガスタイク)、ベルリン・フィルライヴ(1996年1月12-14日、ベルリン、フィルハーモニー)、 北ドイツ放送響ライヴ2(1998年7月11日、リューベック、コングレスハレ)などがあるのだから、その音源の多さは群を抜く。根強い人気の裏返しであり5番が十八番であった証左だろう。
小生はこのうち ブルックナー:交響曲第5番&第6番ブルックナー:交響曲第5番(演奏の特質はこちらを参照)をよく聴くが、本盤は以下のようにその中間点に位置する1991年の録音。

これが「掘り出しもの」の熱演である。他の演奏にくらべてオケの相対的な弱さを指摘する向きもあるが、技量よりもライヴの高揚感(冒頭から顕著)と集中度に注目すれば見事な演奏である。なにより、ヴァント79才の漲る気力に驚く。朝比奈隆の晩年の耀きを思い出す。両人ともブルックナー指揮者としての堂々たる自負心があればこそか。多少の技術的な瑕疵などは問題にはならないだろう。ヴァントの演奏が好きで、また5番の複雑なる心象に惹かれるリスナーであれば一度は聴いて損のない記録である。

<収録情報>
■ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
ベルリン・ドイツ交響楽団
ギュンター・ヴァント(指揮)

録音時期:1991年10月6日(ライヴ)
録音場所:ベルリン、コンツェルトハウス

Symphonies 6

http://www.amazon.co.jp/Symphonies-6-Anton-Bruckner/dp/B000LC4Y1S/ref=sr_1_2?s=music&ie=UTF8&qid=1370737802&sr=1-2&keywords=Haitink+6++bruckner

若き頃ハイティンクの指導者はブルックナーの泰斗、ヨッフムであったが、師も名演を紡いだシュターツカペレ・ドレスデンとの組み合わせ。こと6番に関しては、1935年ドレスデンで原典版での初演が行われており、ご当地ならではの強き伝統とプライドもあろう。ヨッフムの遺訓を受継ぎながら、その実、ハイティンクらしい豊かな感受性と変化する表情を備えた堂々とした演奏と思う。

第1楽章はライヴゆえオケとの噛み合いが微妙にずれて金管楽器に不安定なところもあるが、聴かせどころの第2楽章のアダージョは丁寧に歌いこんでとても美しく、第3楽章からは上昇気流に乗ったような高揚感があり、終楽章ではテンポもより自在で感情表出の造詣も深く、終結部のコーダの盛り上がりも十分。

<収録情報>
■ブルックナー:交響曲第6番イ長調(ハース版)
シュターツカペレ・ドレスデン
ベルナルト・ハイティンク(指揮)

録音時期:2003年11月3日(ライヴ)
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー

ユーリ・アーロノヴィチ・ライヴ BOX (Edition Yuri Ahronovitch) (8CD-BOX) [輸入盤]

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B4-Edition-Yuri-Ahronovitch-8CD-BOX/dp/B009IF13EK/ref=sr_1_fkmr1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1370737856&sr=1-1-fkmr1&keywords=Yuri+Ahronovitch+7++bruckner

ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB.108(ハース版) (Bruckner : Symphony No.8 / Christian Thielemann, Staatskapelle Dresden (2009 live)) [2 SACD Hybrid]

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dclassical&field-keywords=++Thielemann+8++bruckner&rh=n%3A701040%2Ck%3A++Thielemann+8++bruckner

ブルックナー:交響曲第9番

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E4%BA%A4%E9%9F%BF%E6%9B%B2%E7%AC%AC9%E7%95%AA-%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%88-%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/dp/B005OMBNRI/ref=sr_1_6?s=music&ie=UTF8&qid=1370738088&sr=1-6&keywords=Wand+9++bruckner

上記5番同様、ヴァントのブルックナーの9番には数々の音源がある。ケルン放送響の1979年6月(シュトルベルガー・シュトラーセ・シュトゥディオ、ケルン)でのセッション録音が先行。
その後、晩年のライヴ録音も多く、ベルリン・ドイツ交響楽団(1993年3月20日、ベルリン、コンツェルトハウス)、ミュンヘン・フィル(1998年4月21日、ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー)、ベルリン・フィル(1998年9月18&20日、ベルリン、フィルハーモニー)、北ドイツ放送交響楽団1(2000年11月13日、東京オペラシティ・コンサートホール)、北ドイツ放送交響楽団2(2001年7月8日、リューベック、コングレスハレ)などがある。→ ブルックナー:交響曲第9番 も参照

本盤は、ケルン放送響と同時期の1979年、シュトゥットガルト放送響とのライヴ録音である。シュトゥットガルト放送響の演奏は大層充実している。それもそのはず、この時期(1971-79年)、同団ではかのチェリビダッケが君臨し、ブルックナーを集中的に取り上げており徹底的に鍛えられていた時代。本演奏は、比喩的に言えば、高度地域で猛練習してきたマラソン選手が、この日ばかりは低地で伸び伸びと走りこんでいるような雰囲気かも。
一方、ヴァントは好んでシューベルトの「未完成」とこの9番を組み合わせて演奏会を行っているが、両曲ともに胸を張る自信の演目だったのだろう。ヴァント66才の本演奏でもその息吹を強く感じる。さらに、残響のながい教会での収録であることも本盤の特色で、9番の詠嘆的な終曲(第3楽章)は力感にあふれ、かつ心地よき響きである。

■ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
シュトゥットガルト放送交響楽団
ギュンター・ヴァント(指揮)

録音時期:1979年6月24日(ライヴ)
録音場所:オットーボイレン、ベネディクト修道院バジリカ聖堂

Latin Motets

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000I2IV10/ref=cm_cr_asin_lnk

Bruckner, A.: String Quintet in F Major / String Quartet in C Minor

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B003QEYQAW/ref=cm_cr_asin_lnk

Coronation Mass / Te Deum

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Masses

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Bruckner;Missa Solemnis

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000025LY4/ref=cm_cr_asin_lnk

Bruckner: Requiem, Durufl: Requiem - A History of Requiem, Part III

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