ブルックナー 隠れた名盤 交響曲第1番

 

ブルックナー : 交響曲 第1番 ハ短調 WAB101 (ウィーン稿1891) (Bruckner : Symphony No.1 ''Vienna'' version, 1891 / Claudio Abbado , Lucerne Festival Orchestra) [輸入盤]

クラウディオ・アバド、2014年1月20日、ボローニャの自宅で永眠。ミラノ出身で、ミラノとウィーンで音楽を学び、1960年にミラノ・スカラ座デビュー。その後、ウィーン国立歌劇場の音楽監督などを経て、ベルリン・フィルでカラヤン後任として芸術監督を務める。日本にもたびたび訪れ、2003年には「高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞。

小生、NHKでアバドの映像を見たのはこのルツェルン音楽祭2011が最後だった(なお、翌年も同メンバーでブルックナー第1番を振っている ブルックナー : 交響曲 第1番 ハ短調 WAB101 (ウィーン稿1891) (Bruckner : Symphony No.1 ”Vienna” version, 1891 / Claudio Abbado , Lucerne Festival Orchestra) [輸入盤])。収録は2011年8月19、20日 ルツェルン文化会議センター内コンサート・ホール (ライヴ)で行われ、 モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」についで、ブルックナー:交響曲第5番<ノヴァーク版>が取り上げられた。以下はブルックナーについて。

画面を見ていて、もっとも印象的だったのは演奏が終わってからの、オケ、聴衆の笑顔、笑顔、笑顔である。眦(まなじり)をけっしての・・・といった堅苦しさはまったくなく、今日はスカッと演奏できたね、実に美しいものに接したねといった至福の時間の共有感とでもいうべきか。
最強奏を求めず、テンポは堂々と安定し、なにより音(楽器)のバランスのよい融合感、個々の音のカラフルさが引き立ち、かつフレーズのこよなく美しいブルックナーである。晩年のカラヤンと「共通」する音の彫琢感度、その一方、それとは「異質」のオーケストラ操舵の自由度、そこから生まれる開放感が漂う。こういうブルックナー像は新鮮である。なにより、ここに居合わせた演奏者の達成感、聴衆の満足度が表情から自然に伝わってくる。素晴らしい記録である(享年80才。追悼をこめて)

→ The Berliner Philharmoniker play Mozart – Symphonies . Marches . Serenades . Sinfonie concertanti and more では廉価盤でアバドを中心とするモーツァルトを聴くことができる。

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