アントン・ブルックナー ~ エディション (Anton Bruckner ~ The Collection) (20CD Box)

 

アントン・ブルックナー ~ エディション (Anton Bruckner ~ The Collection) (20CD Box) [輸入盤]

アントン・ブルックナー ~ エディション (Anton Bruckner ~ The Collection) (20CD Box) [輸入盤] 2013

ブルックナーの主要作品をカヴァーした20枚組のボックス。各CDはプラスティック・ケースに入っているが、20枚収納の全体の箱は薄手でとても簡易。

交響曲は、00番、0番はティントナー指揮/ロイヤル・スコティッシュ管、National SO of Ireland、1、2番はゲルト・シャラー指揮/フィルハーモニー・フェスティヴァであり、初期4曲は原典回帰の新演奏(キャラガン校訂譜)で注目されたもの。

3番はテンシュテット指揮/バイエルン放送響、4番はザンデルリンク指揮/バイエルン放送響、5番はヴァント指揮/ベルリン・ドイツ交響楽団、6番はハイティンク指揮/ドレスデン国立、7番はユーリ・アーロノヴィチ指揮/ケルン・ギュルツェニヒ管、8番はティーレマン指揮/ドレスデン国立、9番は、ヴァント指揮/シュトゥットガルト放送響。いずれも定番の「名演」推薦盤からははずれるが、ブルックナーを得意とする指揮者とプロ・ドイツのオケの組み合わせであり野趣あふれるもの。

宗教曲ほかでは、テ・デウムはカラヤンで、ミサ曲集はヘルムート・リリングなどを中心に手堅く固めている。主要なオルガン、ピアノ曲、室内楽曲も所収している。

<交響曲>

・交響曲ヘ短調WAB.99 37’25”

ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団ゲオルク・ティントナー(指揮)

収録:1998年9月3&4日/スコットランド、グラスゴー、ヘンリー・ウッド・ホール[NAXOS原盤]

Bruckner: Symphony No. 00, ‘Study Symphony’, Wab 99 / Finale To Symphony No. 4, ‘Volkfest’, Wab 104

Bruckner: Symphony No. 00, 'Study Symphony', Wab 99 / Finale To Symphony No. 4, 'Volkfest', Wab 104

1998年9月3、4日クラスゴーでの収録。重篤な病気をもっていたゲオルク・ティントナーは翌年自殺するが、その予兆を感じさせるようなものは微塵もない。

00番は、スクロヴァチェフスキ、ロジェストヴェンスキーやインバルも全集演奏の一環として取り上げているが、本盤は繰返し部分を省略し演奏時間は37:25と他に比較して短くコンパクトで聴きやすい。

第2楽章のアンダンテでは、牧歌的な魅力をたたえた響きもあるが、全般に「習作」の名のとおり生硬な印象が強く、第4楽章の盛り上がりもあっけなく終わる。しかし、ティントナーの演奏は全体をよく見通してとても丁寧であり好感がもてる。00番ではインバルとともに推賞できるものである。

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・交響曲第0番ニ短調WAB.100 47’35”

アイルランド国立交響楽団ゲオルク・ティントナー(指揮)

収録:1996年9月23&25日/アイルランド、ダブリン、ナショナル・コンサート・ホール[NAXOS原盤]

Symphony 8 (1887 Version) / Symphony 0 Die Nullte CD

Symphony 8 (1887 Version) / Symphony 0 Die Nullte

交響曲第0番 (原典版) アイルランド国立交響楽団と第8番 (ノヴァーク校訂第1版)の組み合わせ。以下は1996年9月23-25日ダブリン録音の前者について。

0番は1、2番よりもむしろ録音が多いくらいだが、意外と随所にブルックナーの魅力の「源泉」を見出すことができる作品。第1楽章の素朴で力強く、しかし変則的なサウンドにはいかにもブルックナーらしさがある。第2楽章のアンダンテは諦観的で美しくブルックナー緩徐楽章のメロディ創造力のさきがけとなっている。短い第3楽章をへて、第4楽章は幼子に優しく語りかけるような序奏からはじまり上昇下降の音形を繰り返すが、伝統的なソナタ形式と現代音楽的な煌きが共存しているように感じる。

ゲオルク・ティントナーの演奏は奇をてらわぬ上記の特色をよくふまえた正攻法のアプローチながら、軽快なテンポと慈しむような歌いこみで好感度が高い。ショルティ盤とともに推賞できるものである。

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・交響曲第1番ハ短調WAB.101(1866年/キャラガン校訂) 51’34”

フィルハーモニー・フェスティヴァゲルト・シャラー(指揮)

収録:2011年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

BRUCKNER, A.: Symphonies Nos. 1-3 (Philharmonie Festiva, Schaller)

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・交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1872年/キャラガン校訂)70:21

フィルハーモニー・フェスティヴァ/ ゲルト・シャラー(指揮)

収録:2011年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)

BRUCKNER, A.: Symphonies Nos. 1-3 (Philharmonie Festiva, Schaller)

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・交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1888-89年/ノーヴァク第3稿)52:10

バイエルン放送交響楽団/クラウス・テンシュテット(指揮)

収録:1976年11月4日/ミュンヘン、(ライヴ)

BRUCKNER: Symphony No. 3 in D Minor

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・交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(ハース版)71:02

バイエルン放送交響楽団/クルト・ザンデルリング(指揮)

収録:1994年11月4日/ミュンヘン、ヘルクレスザール、(ライヴ)

ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」

ザンデルリングのブルックナー4番は、「柔よく剛を制す」に似て、角張ったところがなく音楽が緩めのテンポのなか自然に滔々と流れていく印象。一歩間違えば、締りのない弛みにも通じるリスクもあるが、そうならないのは指揮者、オーケストラともにブルックナーの音楽に対する強い愛惜の気持ちが根底にあるからだろう。そこを汲み取れるか否かで本演奏の評価も違ってくる。べームやテンシュテットのような直截の「熱さ」は感じないが、ライヴ盤ながら沈着さが全体を支配し、これはこれで心地よき落ち着いた演奏である。

バイエルン放送交響楽団の<音>はヨッフム時代に鍛えられ、独特の透明感があって聴きやすい。じわりじわりと時間とともにその良さが心に効いてくるような響きである。

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・交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(原典版)76:51

ベルリン・ドイツ交響楽団/ギュンター・ヴァント(指揮)

収録:1991年10月6日/ベルリン、コンツェルトハウス、(ライヴ)

交響曲第5番 ヴァント&ベルリン・ドイツ交響楽団

ヴァントのブルックナーの5番には数々の音源がある。早くはケルン放送響の1974年のセッション録音、日本でのN響ライヴ(1979年11月14日、東京、NHKホール)、北ドイツ放送響ライヴ1(1989年10月8日〜10日、ハンブルク、ムジークハレ)、BBC交響楽団ライヴ(1990年9月9日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール)、ミュンヘン・フィルライヴ(1995年11月29日&12月1日、ミュンヘン、ガスタイク)、ベルリン・フィルライヴ(1996年1月12-14日、ベルリン、フィルハーモニー)、北ドイツ放送響ライヴ2(1998年7月11日、リューベック、コングレスハレ)などがあるのだから、その音源の多さは群を抜く。根強い人気の裏返しであり5番が十八番であった証左だろう。

小生はこのうち 1974年盤や 1996年盤をよく聴くが、本盤は以下のようにその中間点に位置する1991年の録音。

これが「掘り出しもの」の熱演である。他の演奏にくらべてオケの相対的な弱さを指摘する向きもあるが、技量よりもライヴの高揚感(冒頭から顕著)と集中度に注目すれば見事な演奏である。なにより、ヴァント79才の漲る気力に驚く。朝比奈隆の晩年の耀きを思い出す。両人ともブルックナー指揮者としての堂々たる自負心があればこそか。多少の技術的な瑕疵などは問題にはならないだろう。ヴァントの演奏が好きで、また5番の複雑なる心象に惹かれるリスナーであれば一度は聴いて損のない記録である。

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・交響曲第6番イ長調 WAB.106(ハース版)57:01

シュターツカペレ・ドレスデン/ベルナルド・ハイティンク(指揮)

収録:2003年11月3日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

ブルックナー : 交響曲 第6番 | モーツァルト : 交響曲 第38番 「プラハ」 (Anton Bruckner : Sinfonie Nr.6 | Wolfgang Amadeus Mozart : Sinfonie Nr.38 / Staatskapelle Dresden | Bernard Haitink) [SACDシングルレイヤー] [日本語帯&解説付]

若き頃ハイティンクの指導者はブルックナーの泰斗、ヨッフムであったが、師も名演を紡いだシュターツカペレ・ドレスデンとの組み合わせ。こと6番に関しては、1935年ドレスデンで原典版での初演が行われており、ご当地ならではの強き伝統とプライドもあろう。ヨッフムの遺訓を受継ぎながら、その実、ハイティンクらしい豊かな感受性と変化する表情を備えた堂々とした演奏と思う。

第1楽章はライヴゆえオケとの噛み合いが微妙にずれて金管楽器に不安定なところもあるが、聴かせどころの第2楽章のアダージョは丁寧に歌いこんでとても美しく、第3楽章からは上昇気流に乗ったような高揚感があり、終楽章ではテンポもより自在で感情表出の造詣も深く、終結部のコーダの盛り上がりも十分。

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・交響曲第7番ホ長調 WAB.107(1885年/ノーヴァク版)67:25

ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)

収録:1979年9月6日/ケルン、ドイチュラントフンク(ライヴ)

ブルックナー:交響曲第7番(ケルン・ギュルツェニヒ管/アーロノヴィチ)

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・交響曲第8番ハ短調 WAB.108(ハース版)58:48 / 24:55

シュターツカペレ・ドレスデン/クリスティアーン・ティーレマン(指揮)

収録:2009年9月14日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)

BRUCKNER, A.: Symphony No. 8 (Thielemann) (Staatskapelle Dresden Edition, Vol. 31)

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・交響曲第9番ニ短調 WAB.109(原典版)58:04

SWRシュトゥットガルト放送交響楽団/ギュンター・ヴァント(指揮)

収録:1979年6月24日/オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)

交響曲第9番 ヴァント&シュトゥットガルト放送響(1979年 オットーボイレン・ライヴ)

ヴァントのブルックナーの9番には数々の音源がある。ケルン放送響の1979年6月(シュトルベルガー・シュトラーセ・シュトゥディオ、ケルン)でのセッション録音が先行。その後、晩年のライヴ録音も多く、ベルリン・ドイツ交響楽団(1993年3月20日、ベルリン、コンツェルトハウス)、ミュンヘン・フィル(1998年4月21日、ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー)、ベルリン・フィル(1998年9月18&20日、ベルリン、フィルハーモニー)、北ドイツ放送交響楽団1(2000年11月13日、東京オペラシティ・コンサートホール)、北ドイツ放送交響楽団2(2001年7月8日、リューベック、コングレスハレ)などがある。

本盤は、ケルン放送響と同時期の1979年、シュトゥットガルト放送響とのライヴ録音である。シュトゥットガルト放送響の演奏は大層充実している。それもそのはず、この時期(1971-79年)、同団ではかのチェリビダッケが君臨し、ブルックナーを集中的に取り上げており徹底的に鍛えられていた時代。本演奏は、比喩的に言えば、高度地域で猛練習してきたマラソン選手が、この日ばかりは低地で伸び伸びと走りこんでいるような雰囲気かも。

一方、ヴァントは好んでシューベルトの「未完成」とこの9番を組み合わせて演奏会を行っているが、両曲ともに胸を張る自信の演目だったのだろう。ヴァント66才の本演奏でもその息吹を強く感じる。さらに、残響のながい教会での収録であることも本盤の特色で、9番の詠嘆的な終曲(第3楽章)は力感にあふれ、かつ心地よき響きである。

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<宗教曲他>

・テ・デウム WAB.45  66:55

レオンティーン・プライス(ソプラノ)

ヒルデ・レッセル=マイダン(メゾ・ソプラノ)

フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)

ヴァルター・ベリー(バス)

フランツ・ザウアー(オルガン)

ウィーン楽友協会合唱団

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

収録:1960年8月24日/ザルツブルク音楽祭、モノラル(ライヴ)

VERDI, G.: Messa da Requiem / BRUCKNER, A.: Te Deum (Karajan)

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・ミサ曲第2番ホ短調 WAB.27

ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(ソプラノ)

イリス・フェルミリオン(アルト)

ミヒャエル・シャーデ(テノール)

アンドレアス・シュミット(バス)

ゲヒンガー・カントライ

シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/ヘルムート・リリング(指揮)

収録:1992年6月/シュトゥットガルト、リーダーハレ、(デジタル/セッション)haenssler原盤

BRUCKNER, A.: Mass No. 2 (Rilling)

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・ミサ曲第3番ヘ短調 WAB.28 71:41

ヴェレナ・シュヴァイツァー(ソプラノ)

エリーザべト・グレイザー(アルト)

ウーヴェ・ハイルマン(テノール)

マティアス・ゲルネ(バス)

ゲヒンガー・カントライ

SWRシュトゥットガルト放送交響楽団/ヘルムート・リリング(指揮)

収録:1992年12月/シュトゥットガルト、リーダーハレ、(デジタル/セッション)

Choral Music - BACH, J.S. / CHERUBINI, L. / BEETHOVEN, L. van / MOZART, W.A. / BRUCKNER, A. / HAYDN, F.J. (Halleluja) (Rilling)

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・ミサ曲ハ長調 WAB.25『ヴィントハーク・ミサ』 (1842)

コルネリア・ヴルコプフ(アルト)

マンフレート・ノイキルヒナー(ホルン)

ウルリヒ・ケルブ(ホルン)

収録:1988年(デジタル/セッション)ARS Produktion原盤

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Bruckner: Requiem, Duruflé: Requiem - A History of Requiem, Part III

・レクィエム ニ短調 WAB.39

エルケ・ヤンセンス(ソプラノ)

ペネロープ・ターナー(メゾ・ソプラノ)

ルール・ヴィレムス(テノール)

アルノー・マルフリート(バス)

ブノワ・メルニエ(オルガン)

ラウダンテス・コンソート/ギィ・ヤンセンス(指揮)

収録:2006年11月11日/ベルギー(デジタル/セッション)Cypres原盤

「レクイエム」といえば、モーツァルト、フォーレ、ヴェルディなどが指折りだが、西洋音楽史では700年の歴史があり、それをギィ・ヤンセンスの指揮によって各世紀単位で収録していこうという斬新な試みの1枚。

ここでは、滅多に取り上げられないブルックナー初期のレクイエムの忠実な再現を古楽器演奏によって行っている。
当時、ブルックナーが小編成でも演奏可能という制約のもとで書いたレクイエムは、全体に敬虔な響きがいかにもオルガン的であり、その即興の妙も感じさせる劇的な展開もある。

【曲目】
1. アントン・ブルックナー: レクィエム(1849)
2. モーリス・デュリュフレ: レクィエム(オルガン伴奏版)
【演奏】
ギィ・ヤンセンス(指揮)、ラウダンテス・コンソート
1)エルケ・ヤンセンス(ソプラノ)、ペネロープ・ターナー(メゾソプラノ)、
ルール・ヴィレムス(テノール)、アルノー・マルフリート(バス)
2)ブノワ・メルニエ(オルガン)
【録音】
1)2006年11月11日 州立ベギイン修道会博物館,シント=トルイデン,ベルギー(ライヴ)
2)2007年6月15日, 9月16日, 10月7日 サンテティエンヌ教会,ブラーヌ=ラユ,ベルギー(ライヴ)

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Bruckner;Missa Solemnis

・ミサ・ソレムニス 変ロ短調 WAB.29 

・詩篇112番 変ロ長調 WAB.35

クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)

クラウディア・シューベルト(アルト)

イェルク・デュルミュラー(テノール)

ラインハルト・ハーゲン(バス)

バンベルク交響楽団合唱団

バンベルク交響楽団/カール・アントン・リッケンバッハー(指揮)

収録:1990年/バンベルク、クルトゥーアラウム(デジタル/セッション)Virgin/EMI原盤

ブルックナーの「荘厳ミサ」は、1854年聖フローリアンでの教師時代、「上司」の交代の際の祝典用に作曲されたもので、その後、彼の生涯の先生となるジーモン・ゼヒターに入門する際に、その実力をみてもらうために提出されたという逸話のもとで知られる曲。

ブルックナー30才のときの作品であり演奏される機会は稀である。本盤は1940年スイス生まれのカール・アントン・リッケンバッヒャー(Karl Anton Rickenbacher)指揮、ブルックナーを得意とした名匠カイルベルト所縁のバンベルク響および合唱団の演奏。リッケンバッヒャーは広く宗教曲、またブルックナーを主たるレパートリーとしており、2013年には大阪フィルにも来演、交響曲第9番を振っており、その意味では期待される組み合わせである。

作曲の経緯も反映してか、全体に躍動感にあふれ曲想は比較的単純であり聴きやすい。バンベルク響および合唱団の音はプロ・ドイツ的なほの明るく落ち着いた魅力がある。詩篇112(1863年)および詩篇150(1892年)も所収。宗教曲ながらコンパクトで響きが美しいことから、初期ブルックナーに関心のある向きには興味ある1枚だろう。

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・詩篇150番 WAB.38

パメラ・コバーン(ソプラノ)

ゲヒンガー・カントライ

シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム/ヘルムート・リリング(指揮)

収録:1996年6月/シュトゥットガルト、リーダーハレ(デジタル/セッション)

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BRUCKNER, A.: Te Deum / Psalm 150 / Mass No. 2 (Stuttgart Gächinger Kantorei, Stuttgart Bach Collegium, Rilling)

・タントゥム・エルゴ (1846)

・アヴェ・マリア (1856)

ドレスデン聖十字架合唱団/マルティン・フレーミヒ(指揮)

収録:1985年/ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル/セッション)Capriccio原盤

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ブルックナー・コレクション

・ヘルゴラント WAB.71

ミカエル・ステンバック(テノール)

ダニエル・ヘルシュトレム(バリトン)

ルンド・シンガーズ

マルメ歌劇場管弦楽団/アルベルト・ホルド=ガリード(指揮)

収録:2011年6月/スウェーデン(デジタル/セッション)

Choruses for Male Voices and Orchestra - SIBELIUS, J. / DEBUSSY, D. / STRAUSS, R. / BRUCKNER, A. / SCHUBERT, F. (Lunds Studentsangare)

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『ラテン語によるモテット集』45:56

・パンジェ・リングァ WAB.33

・王の御前に導かれ WAB.1

・王の御旗は翻る WAB.51

・われらがためキリストは死のもとに WAB.10

・この場所は神が造り給う WAB.23

・正しき者の唇は知恵を語る WAB.30

・奉納唱『ダビデを見出し』 WAB.19

・主よ、我を解き放ちたまえ WAB.21

・アヴェ・マリア WAB.6

・愛する者よ、あなたはすべてに美しい WAB.46

・エサイの枝は芽を出し WAB.52

・見よ、大いなる司祭を WAB.13

シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブルStuttgart Philharmonia Vocal Ensemble/ハンス・ザノッテリHans Zanotelli(指揮)-

収録:1979年/トンシュトゥーディオ・マウアーマン(アナログ/セッション)CALIG原盤

Latin Motets

ブルックナーのラテン語モテット集( Latin Motets)。以下の12曲が所収されているが、たとえば第7、8曲ではトロンボーンの古式の響きとオルガンの掛け合いが面白く、また第9曲の美しいアヴェ・マリアが楽しめたりと飽きさせない。全体に優しい雰囲気と明るい色調が支配している。

(収録情報:上記再掲)
1. 舌もて語らしめよ WAB 33 Pange lingua, WAB 33 作詞 : Thomas Aquinas 03:53
2. 乙女らは王の御前に導かれ WAB 1  Afferentur regi virgines, WAB 1 作詞 : 旧約聖書 – Bible – Old Testament 01:21
3. 王の旗は翻る WAB 51 Vexilla regis, WAB 51 作詞 : Venantius Fortunatus 05:17
4. われらがためキリストは死のもとに WAB 10 Christus factus est, WAB 10 04:38
5. この場所は神が作り給う WAB 23  Locus iste, WAB 23 02:30
6. 正しき者の唇は知恵を語る WAB 30 Os justi meditabitur, WAB 30 作詞 : 旧約聖書 – Bible – Old Testament 04:51
7. 私は僕ダヴィデを選び WAB 19 Inveni David, WAB 19 作詞 : 旧約聖書 – Bible – Old Testament (トロンボーン) Wolfgang Czelusta, Klaus Bauerle, Peter Redwig , Fritz Resch 01:29
8. 主よ、我を解き放ちたまえ WAB 21 Libera me Domine, WAB 21 作詞 : ミサ典礼文 – Mass Text (オルガン) Manfred Hug 04:11
9. アヴェ・マリア WAB 6 Ave Maria, WAB 6 作詞 : 新約聖書 – Bible – New Testament 03:18
10. 愛する者よ、あなたはすべてに美しい WAB 46 Tota pulchra es, WAB 46 作詞 : 不詳 ‘ Anonymous (テノール)オリー・パーフ – Oly Pfaff (オルガン)Manfred Hug 04:18
11. エサイの枝は芽を出し WAB 52 Virga jesse floruit, WAB 52 作詞 : 不詳 ‘ Anonymous 04:07
12. 見よ、大いなる司祭を WAB 13 Ecce sacerdos magnus, WAB 13 作詞 : 旧約聖書 – Bible – Old Testament (オルガン) Manfred Hug 05:07

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<オルガン曲、ピアノ曲、室内楽>

BRUCKNER, A.: Symphony No. 1 (1866 version) (Vienna Academy Orchestra, Haselbock)

・前奏曲とフーガ ハ短調 WAB.131

・前奏曲ハ長調 WAB.129

マルティン・ハーゼルベック(オルガン)

収録:2005年6月/ウィーン、ホーフブルクカペレ(デジタル/セッション)Capriccio原盤

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『ピアノ曲集』47:21

・ランシエー・カドリーユ

・シュタイアーメルカー

・連弾のためのカドリーユ*

・連弾のための3つの小品*

・ピアノ曲 変ホ長調

・ソナタ楽章 ト短調

・秋の夕べの静かな思い

・幻想曲 ト長調

・思い出 変イ長調

ヴォルフガング・ブルンナー(ピアノ)、ミヒャエル・ショッパー(ピアノ)*

収録:1994年3月21-23日(デジタル/セッション)CPO原盤

BRUCKNER, A.: Collection (The)

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・弦楽五重奏曲ヘ長調 WAB.112 79:33

・間奏曲ニ短調 WAB.113

・弦楽四重奏曲ハ短調 WAB.111

・ロンド ハ短調

ファイン・アーツ四重奏団/ギル・シャロン(ヴィオラ)

収録:2007年9月22-24日/フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン(デジタル/セッション)NAXOS原盤

BRUCKNER, A.: String Quintet in F Major / Intermezzo in D Minor (Fine Arts Quartet, Hofmann)

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・行進曲 ニ短調 WAB.96

・3つの管弦楽曲 WAB.97

ボン・ベートーヴェン管弦楽団/シュテファン・ブルーニエ(指揮)

収録:2010年5月25-27日/ボン、ベートーヴェンハレ(デジタル/セッション)MDG原盤

BRUCKNER, A.: Collection (The)

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC-%E3%82%A8%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-Anton-Bruckner-Collection/dp/B00CF9P6VC/ref=sr_1_10?s=music&ie=UTF8&qid=1465698931&sr=1-10&keywords=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC++box

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